福井大で学生の個人情報漏えいか 医学部教授のパソコン盗難

福井大で学生の個人情報漏えいか 医学部教授のパソコン盗難
福井新聞ONLINE 2013年7月18日(木)19時44分配信

 福井大は18日、医学部の50代の男性教授の自家用車が福井市内で荒らされ、医学部と大学院医学系研究科の全学生1062人の名前など、個人情報が入った私用のノートパソコンが盗まれたと発表した。情報の漏えいによる被害は確認されていないという。

 福井大は学外で使う情報端末に学生の個人情報を記録することや、無許可で情報を持ち出す行為を禁止しており、教授の処分も検討している。

 福井大によると、教授は学生の成績などを管理するため、私用のノートパソコンに情報を保存していた。データを消し忘れて学外に持ち出したらしい。学生の名前と学籍番号のほか、担当した科目の受講生131人分の成績が含まれている可能性があるという。

 教授は8日午後7時45分から同8時半の間、飲食店の駐車場に車を止めて食事中に、助手席側の窓ガラスが割られ、ノートパソコンが入ったバッグを盗まれた。福井署に被害届を出したが、盗まれたパソコンは見つかっていない。

 大学は学生に事情を説明するとともに、相談窓口を設置。全教職員に個人情報の取り扱いに注意を促す文書を配布した。総務課は「学生、関係者の皆さまにご心配とご迷惑をお掛けしたことを深くおわびする」とコメントした。

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