鹿児島県、上海研修問題 公費で学習塾視察 きょう教職員25人出発
産経新聞 2013年7月24日(水)7時55分配信
鹿児島空港−上海路線存続を理由に、鹿児島県が県職員ら300人を上海へ派遣する事業で、教職員を対象とした第2陣25人が24日に出発する。中国も学校は夏休み中とあって、公費を使って、現地の博物館や学習塾を視察する何ともお気楽な研修旅行といえる。(谷田智恒)
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県教育庁総務福利課によると、24日、31日、8月7日、21日出発の4回に分けて、教職員25人ずつ計100人を派遣する。
24日に出発する訪問団は初日、上海の総領事館で現地の概要説明を受ける。25日は上海博物館や、児童生徒が芸術などを中心に課外活動に取り組む施設を訪問。26日は2班に分かれ、夏休み中の学校で教職員と意見交換し、日本人学校、学習塾の授業も見学するという。
「学習塾ではあるが、授業の様子や課外活動を見学し、学力向上や指導法について教職員と有意義な意見交換ができるだろう」
学校授業を見学できないスケジュールに、同課の担当者は苦しい弁明をする。
教職員の派遣には定員を超える164人から応募があった。
鹿児島県教職員組合は上海研修について「税金を投じて実施されるべきでない」と反対を表明していたが、一部の教職員には魅力的に映ったようだ。
派遣する教職員は、教育次長2人と社会教育、総務福利両課長をはじめ、県教育庁職員9人▽小学校44人▽中学校27人▽高校12人▽特別支援学校4人の計100人となった。地域バランスや希望日を考慮して100人を選んだという。
一方、職員派遣事業の本来の目的である路線維持の確約も、中国東方航空からは得られておらず、上海研修の意義はますます薄れている。