アンケート黒塗り 「事務遂行に支障」 中2自殺訴訟で市側 滋賀

アンケート黒塗り 「事務遂行に支障」 中2自殺訴訟で市側 滋賀
産経新聞 2013年7月31日(水)7時55分配信

 大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題で、学校側が実施したアンケートを黒塗り状態で公開したのは違法で精神的苦痛を受けたなどとして、遺族が市に100万円の損害賠償を求めた訴訟の第4回口頭弁論が30日、大津地裁(長谷部幸弥裁判長)であった。

 市側は、地裁から明らかにするよう求められていた黒塗りでの開示理由を書面で主張。男子生徒や遺族以外の個人情報が含まれるため、市個人情報保護条例の観点から「事務の適正な遂行に支障を及ぼす恐れがあると判断した」とした。

 一方、地裁は、生徒の父親(48)が情報公開請求をした際、市教委が全校アンケートの一部の存在を告げなかった理由を主張するよう市側に求めた。

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