県、いじめ問題受け再発防止へ第三者委 (山形)

県、いじめ問題受け再発防止へ第三者委 
山形新聞 2013年8月28日(水)10時35分配信

 酒田市の県立酒田光陵高(中山英行校長)の2年男子生徒(17)が校舎から転落し、この男子生徒に対するいじめがあったとされる問題を受け、県教育委員会は27日、検証や再発防止を目的とした第三者委員会の設置を検討していることを明らかにした。

 県教委によると、第三者委員会のメンバーは大学教授、弁護士、臨床心理士らを想定しており、今後人選を進める。同校の問題に特化した組織ではなく常設とし、いじめなどが疑われる事案が発生した際、学校の対応の検証や再発防止策の検討に当たる。必要に応じ、事実関係の調査も行う。

 秋葉秀出男県教育次長は同日の知事会見で「原因かどうか断定できないが、学校から(生徒に対する)いじめがあったという報告を受けている。学校の調査と並行して第三者委員会を設け、再発防止に努めたい」と説明した。

 男子生徒は23日朝、校舎4階から転落したとみられる。同校が同級生らに実施したアンケートでは、男子生徒に対し「冷やかし」「使い走り」のようないじめ行為があったとの情報が寄せられており、同校は転落との関係について慎重に調査を進めている。

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