無免許で授業、新たに2高校 三重県教委が発表
朝日新聞 2013年8月31日18時2分
三重県立高校の教師が教員免許がない教科の授業をしていた問題で、県教育委員会は30日、いなべ総合学園(いなべ市)と昴学園(大台町)の2校でも、無免許の教諭や講師が授業を単独でしていたと発表した。問題が明らかになった6月、県教委は全県立高を調査したが、両校は十分に確認しないまま「該当なし」と回答していたという。
県教委によると、いなべ総合学園では2010年度から、いずれも「美術」の教員免許しかない講師や教諭計2人が、2、3年生の工業教科のうち「デザイン技術」「デザイン基礎」の科目について、いずれも単独で授業していた。
昴学園では、「農業」の教員免許しかない教諭2人が11〜12年度、工業教科の中の「社会基盤工学」「地球環境化学」の科目を単独で授業していた。また、12年度以降は「美術」の教員免許しかない講師が同教科の「デザイン技術」の科目を単独で受け持っていた。