いじめ根絶へ励ましの手紙2千通 大津中2自殺から2年

いじめ根絶へ励ましの手紙2千通 大津中2自殺から2年
京都新聞 2013年10月11日(金)8時59分配信

 大津市でいじめを受けていた中学2年の男子生徒=当時(13)=が自殺して11日で2年を迎える。いじめ根絶に向けて奔走する遺族は、全国から寄せられた約2200通の励ましの手紙に支えられた。「息子さんの無念が晴れますように」「出来る限り支援します」。男子生徒の父親(48)は「寄せられた期待は大きい。行動を起こす原動力になっている」と感謝している。
 電子メールを含めた手紙は、男子生徒の自殺が大きく報道されるようになった昨年7月以降、遺族を支援する弁護団の元に届き始めた。中国やタイなど海外からも寄せられる。
 中学時代にいじめを受けた草津市の30代の女性は「いまだに嫌な記憶を消すことはできない」とつづる。生徒に毎日手を合わせ、冥福を祈っているという。いじめを理由に自殺未遂の経験があるという男性は、親にも教師にも言えずに苦しんだ経験を記し、「いじめによる自殺を無くすために頑張って下さい」とメッセージを書いた。
 埼玉県の30代の主婦は「息子さんの無念が晴らされるよう応援します。苦しんでいた息子さんの分、しっかり訴えて下さい」とエールを送る。小中学生の息子がいる大阪府内の40代の母親は「毎日悲しく胸をえぐられる思いで涙が止まらない」と心情を告白し、「できる限りの支援は続けたい」と1万円のカンパを送った。
 弁護団は昨年7月、カンパ専用口座を開設。今月4日時点で1241万8404円も集まった。弁護士費用や、いじめ防止に向けた有効な対策を求めて、遺族が文部科学省を訪れる際の交通費などに使われている。
 父親は「メールや手紙を読んで息子だけの問題じゃないと感じた。いじめで苦しむ子がいなくなるまで自分にできることを続けたい」と話す。

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