不当利益3700万円、元理事長に渡ったか 東京女子医大

東京女子医科大学（東京都新宿区）の新校舎棟の建設工事に関して建築会社社長の男性に支払われた報酬をめぐり、元理事長の岩本絹子容疑者（78）が背任容疑で逮捕された事件で、この男性が、報酬で得たとされる不当な利益のうち3分の2を引き出し、岩本容疑者の側近に渡していた疑いがあることが捜査関係者への取材でわかった。渡った金額は計約3700万円に上るという。 警視庁は、側近が受け取った全額が岩本容疑者に渡り、ブランド品の購入などにあてられていた可能性があるとみて調べている。