約2カ月前に鹿児島県の徳之島・伊仙町の住宅で発生した女性殺害事件は、1日、高校生の逮捕という衝撃の展開を迎えました。 高校生と被害者には面識があるということです。 2人の間で一体、何があったのか。事件の経緯を振り返ります。 2024年11月20日。 鹿児島県伊仙町佐弁の脇道から入った民家で事件は起きました。 殺害されたのは、この家に住む保育士の菊池房子さん。 上半身には複数の傷があり、死因は出血性ショックでした。 民生委員を務めるなど、真面目な性格だったという菊池さん。 住民 「頼まれたら断れない感じ」 「優しい人。気持ちの穏やかな人」 近所は顔見知りばかりという集落で起きた殺人事件。 警察は捜査本部を設置し、50人態勢で捜査を進めてきました。 近隣住民や関係者の話から分かった、事件当日の菊池さんの足取りです。 午後3時ごろ自宅近くで草刈りに参加。 その後、午後5時20分までは親族の家に滞在。 そして、午後6時に自宅で倒れているのが発見されました。 つまり、この40分の間に犯行が行われた可能性があります。 捜査が続けられる中、事件が進展したのは1日の夜。 菊池さんの家に侵入し、殺害した疑いで逮捕されたのは、県内に住む18歳の男子高校生でした。 周辺や関係者の話から事件への関与が浮上。 高校生は警察の調べにこう話しています。 「包丁で刺して殺したことは間違いない」 警察は事件に使われた凶器とみられる刃物も、すでに押収したということです。 高校生は菊池さんと面識があり、家に荒らされた形跡がないことから、何らかの意志を持って現場を訪れたとみられています。 事件の発生から2カ月あまり。 高校生の逮捕という衝撃的な展開に、住民からは安堵と不安が入り混じる複雑な思いが聞かれました。 住民 「若干ホッとした。ビックリして残念に思うところもあるけど」 「信じられなかった。とりあえず安心した」 高校生と菊池さんとの間に何があったのか? 警察は事件の動機や経緯について調べを進めています。 逮捕の一報で安心できるかと思いきや、逮捕されたのは18歳の男子高校生ということで、周辺には動揺が広がっています。 住民の不安を解消するためにも一刻も早い事件の全容解明が待たれます。