勤務先の兵庫県立西脇工業高校(西脇市)で運動部の部費を盗んだとして、県警西脇署は6日、窃盗の疑いで臨時講師の男(31)=同市=を逮捕した。 逮捕容疑は昨年5月から今年1月まで、男子ソフトテニス部の部費を管理していた口座の通帳やカードを利用し、市内の銀行で計9回にわたって約62万円を引き出した疑い。「パチンコやパチスロで借金があり、返済のために盗んだ」と容疑を認めているという。 同署によると、男は2021年度から同校で体育を教え、女子ソフトテニス部の顧問を務めていた。男子ソフトテニス部の部費は別の教諭が管理していたが、代わりに入出金する機会はあったという。 1月20日、冠婚葬祭費などに充てる親睦会費が職員室でなくなっていると気付いた教諭が校長に報告。校長が他の教諭に確認すると、現金で保管していた野球部、陸上部の部費やウエア代、男子ソフトテニス部の通帳がなくなっていたという。 職員室内で男子ソフトテニス部の通帳を探すと、男が「ありました」と通帳を発見。顧問が確認すると、身に覚えがない出金が確認できたため、校長が同署に相談し、被害届を出した。同署は銀行の現金自動預払機(ATM)の防犯カメラなどから男を特定した。 盗まれたとみられる現金の総額は約100万円。男は男子ソフトテニス部の部費を盗んだことは認める一方、他部の部費などについては否認しているという。 西脇工業高は陸上や野球の強豪校として知られ、卒業生には東京、パリ両五輪陸上女子代表の田中希実選手やプロ野球・巨人の大勢投手がいる。