佐賀市の南川副校区自治会長会の使途不明金問題で、会長の容疑者(75)が業務上横領の疑いで逮捕された。同会の口座には運営資金などがほとんど残っておらず、自治会関係者は対応に苦慮している。支払いが必要な経費もあり、混乱が続いている。 自治会長会などによると、使途不明金は校区自治会が管理する複数の口座で確認され、計約500万円に上っている。容疑者が会計の担当者に対し「(通帳を)自分が預かる」などと伝えて通帳を管理していたという。昨年12月に容疑者が逮捕されて以降、通帳を調べて残金がほとんどないことが判明した。 口座からは昨年4〜10月に何度も現金が払い出されていて、連日のように出金されていた月もあった。口座には市の補助金も入金される。自治会長会では資金がない状況を受け、同会を構成する30余りの単位自治会に一時的に資金を借り入れる案なども出ているが、先行きは見通せない。市役所川副支所とも情報共有しながら、対応を検討している。 南川副校区は2249世帯(昨年12月末現在)。容疑者は2021年4月から単位自治会の会長、22年4月から校区自治会長会の会長を務めている。(取材班)