わいせつ行為の教諭を懲戒免 大阪で教職員処分相次ぐ

わいせつ行為の教諭を懲戒免 大阪で教職員処分相次ぐ
2009.1.15 23:44 産経新聞

 大阪府松原市の市立中学校の男性教諭が、顧問を務めるクラブの複数の女子生徒に体を触るなどのわいせつ行為を繰り返していた問題で、府教育委員会は15日、この教諭(53)を懲戒免職処分とした。

 被害を受けた生徒は卒業生を含む19人と判明。教諭は「(顧問として)絶対的な権力を持っていると錯覚していた」と話しているという。

 府教委は同日、管理責任を怠ったとしてこの中学校の校長(56)を懲戒戒告処分とするなど、教職員計6人の懲戒処分を発表した。

 府教委によると、男性教諭は平成19年1月から20年12月にかけて、校内での女子部員たちへのマッサージの際、服に手を入れて下半身や胸を触るなどの行為を繰り返した。

 多い生徒の場合、約40回ものわいせつ行為を受けていた。

 教諭は「強要はしていない」と話しているが、生徒たちは「試合に出たかったので我慢した」などと訴えているという。

 府教委はこのほか、スーパーで万引したとして窃盗の現行犯で奈良県警に逮捕された、府立高校の女性教諭(57)=不起訴=を懲戒免職処分とし、児童生徒に体罰を与えた府立聴覚支援学校の男性講師(31)と守口市立中の男性講師(33)、東大阪市立中の男性教諭(53)を減給処分とした。

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