盗んだ鍵350本「闇社会に…200万円で買い取れ」と脅す
2009年3月10日15時37分配信 読売新聞
警視庁碑文谷署は9日、東京都目黒区碑文谷1、無職野嶋岳夫被告(41)(窃盗罪で起訴)と、八王子市大塚、自称塾講師アルバイト西村学容疑者(44)を恐喝未遂容疑で逮捕したと発表した。
逮捕は5日。同署幹部によると、2人は、野嶋被告が先月2日、目黒区内の不動産会社事務所から盗んだマンションなどの鍵約350本を利用して現金を脅し取ろうと思いつき、同9日、同社役員の男性(65)らに「鍵を闇社会に流されたくなければ200万円で買い取れ」などと数回電話した疑い。
野嶋被告は同日、現金の受け渡し場所に指定した日野市内の中央自動車道のバス停で身柄を確保された。同社から鍵のほかに現金約1万2000円を盗んでいたが、「額が少なかったので、鍵をネタに金を脅し取ろうと西村容疑者を誘った」と供述しているという。