全国学力テスト、9割が「公表すべき」

全国学力テスト、9割が「公表すべき」
2009年3月19日18時31分配信 産経新聞

 今回のテーマ「全国学力テスト公表」について、18日までに587人(男性474人、女性113人)から回答がありました。「公表すべき」は市町村別、学校別の両成績とも全体の約9割を占め、賛成派は「競争しなければ学力の向上は望めない」、反対派からは「生徒にプレッシャーがかかる」といった意見がそれぞれ寄せられました。

 (1)「全国学力テストの市町村別成績は公表すべきですか」

 YES→87% NO→13%

 (2)「学校別の成績は公表すべきですか」

 YES→79% NO→21%

 (3)「成績公表が学力向上につながりますか」

 YES→83% NO→17%

 ■自分の位置明確に

 岩手・男子高校生(18)「テストの結果公表で教科ごとの弱点や改善点が分かるし、もっと頑張ろうと思う。テストというのはどれだけ勉強したかを見るためのものだから、その結果を公表するのは全く問題ない」

 神奈川・男性自営業(57)「個人別まですべて公表すべきだ。序列が差別になるとは全く感じない。中学校時代に全生徒の成績が廊下に張り出されていたが、自分の位置が明確になる。競争なくして学力の向上はあり得ない」

 大阪・男性会社員(24)「今まで公表しなかったのがおかしい。競争しなければ向上心は持ちようがない」

 岩手・男性会社員(43)「成績の公表は教師を評価することにもつながり、結果としてダメ教師を駆逐することになる」

 京都・男性会社員(33)「子供のうちから競争の重要性を教えておくべきだ。平等主義にとらわれず、子供の能力を引き出す教育をしてほしい」

 北海道・男性公務員(41)「『児童生徒の学力=教師の指導力』ととらえ、不十分なところ(教師の資質など)を明らかにし、具体策を講じるために成績公表を活用すべきだ」

 大阪・女性アルバイト(62)「テストはもともと勝負と一緒で高い得点を狙うもの。公表しないと反省や弱点を知ることができない。公表は当たり前」

 ■人権問題にも波及

 大阪・男性会社員(28)「テストで良い点を取るのが教育の目的なのか。受験にしか役立たない教育ではなく、将来的に役立つ教育をしてほしい」

 滋賀・男性自営業(63)「学校での勉強は生涯をかけて勉強する術を学ぶ場所で、勉学の成果は必ずしも在学中に出るものではない。社会人になってから社会のために結果が出せるかどうかの勉学継続の意思をはぐくむべきだ」

 茨城・男性無職(72)「全国学力テスト自体が必要ないと思う」

 奈良・男性公務員(40)「学校側が全国学力テストの成績を上げたければ地道に教育するより優秀な生徒を入学させるのが早道。公表によって楽に高評価を得る学校とそうでない学校とに二極化するだけで、全体の学力向上につながらない」

 群馬・男性団体職員(59)「特に学校別に狭い範囲を特定しての公表は地域の問題点が露呈される。大げさに言えば人権問題にも波及しかねない」

 愛媛・主婦(47)「生徒は公表によるプレッシャーがかかるだけで何の意味もない。学業だけが人間の評価のすべてでない」

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