セクハラ:認定、准教授を減給 学長「誠に遺憾」−−徳島大処分 /徳島

セクハラ:認定、准教授を減給 学長「誠に遺憾」−−徳島大処分 /徳島
2009年3月19日18時2分配信 毎日新聞

 徳島大学(本部・徳島市新蔵町2)は18日、女子学生にセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)行為をしたとして、大学院ヘルスバイオサイエンス研究部の50代の男性准教授に対して減給処分(平均賃金1日分の50%、約八千数百円相当)を行ったと発表した。処分は17日付。
 同大学によると、准教授は07年10、11月に実施された2回の実習中、口頭の説明で指導できるにもかかわらず腰に触れたり、顔のすぐ近くに顔を近づけるなどして女子学生に不快感を与えた。大学の調査に「セクハラのつもりはなかった。女子学生に対して不快な思いをさせて申し訳ない」と話しているという。准教授は実習の担当から外れている。
 女子学生が同年11月に学生相談室に申し出たことから発覚した。同大学は双方から話を聞くなど調査。和解・調停を試みたが成立しなかったため、08年7月に人権調査委員会を設置、同12月にセクハラ行為と認定した。
 青野敏博学長は「信頼を損ねる不祥事を引き起こしたことは誠に遺憾で、深くおわび申し上げます。教職員の服務規律の厳正な保持を図り、社会の信頼に応えるべく教職員一同努力してまいります」とコメントした。【井上卓也】

3月19日朝刊

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