福島県南相馬市原町区の70代男性方に2023年2月、闇バイトを通じて集まった複数の男が押し入り現金などを奪い、男性にけがを負わせた事件で、福島地検は3日、強盗致傷と住居侵入の罪で札幌市、無職、被告の男(24)=強盗予備罪などで起訴=を追起訴した。裁判員裁判で審理される。 事件を巡っては男9人が逮捕された。実行役や勧誘役の4人は起訴され、実刑判決を受けたが、被告を含む5人は処分保留で釈放されていた。被告について、地検の平野大輔次席検事は「証拠を踏まえて起訴できると判断した」と説明した。 起訴状によると、被告は24歳受刑者=強盗傷害などの罪で懲役7年確定=ら実行役やほかの人物と共謀し、23年2月26日午後3時20分ごろ~同3時35分ごろの間、男性方に侵入。パイプレンチで男性の頭部を複数回殴打するなどして現金約8万3千円などを奪い、男性の頭の骨を折るなど1カ月のけがを負わせた、としている。 捜査関係者によると、被告は実行役に闇バイトを持ちかける役割で、現場にはいなかったという。 被告は男性方で金品を奪うため、事件3日前の2月23日にも24歳受刑者らと共謀して男性方での強盗を企てたとし、強盗予備などの罪で起訴されていた。