推薦入試で生徒の評定を水増し 関与の4教諭処分 静岡県教委

推薦入試で生徒の評定を水増し 関与の4教諭処分 静岡県教委
2008.6.24 22:06 産経新聞

 静岡県教育委員会は24日、平成18年度の大学推薦入試で、県西部の県立高校の教諭が生徒2人の成績調査書を有利になるよう改竄(かいざん)したと発表した。

 担任だった女性教諭(31)や関与した男性教諭(39)ら4人を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

 県教委によると、教諭らは「当時の校長の働き掛けでやった」と認めたが、19年度末で退職した前校長は「働き掛けをした覚えはない」と否定しているという。

 県教委は前校長を県警に告発する方針。

 発表によると、教諭らは、成績調査書の評定平均が推薦基準に達しない生徒の科目の評定を水増しし、基準を満たしている生徒の評定も上げた。

 2人はいずれも推薦入試で大学に入学しており、今後、生徒や保護者に話を聴く。

 県教委は「生徒にかかわるため」として高校名は明らかにしていない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする