埼玉県川口市で飲酒した状態で運転して一方通行を逆走して男性が死亡した事件で、さいたま地検は運転していた男の起訴内容をより刑が重い「危険運転致死罪」に訴因変更するよう裁判所に請求しました。 川口市に住む中国籍の男(19)は去年9月、酒を飲んで車を運転し一方通行を逆走して51歳の男性の乗る乗用車に衝突し、男性を死亡させたとして逮捕され、「過失運転致死」などの罪で起訴されました。 捜査関係者によりますと、男は「酒を飲んでから3時間くらい休んだのでいいと思った」と話していたということです。 さいたま地検は13日、男が時速125キロで逆走するなど制御が困難な状態で運転していたと判断し、起訴した時の罪より刑の重い「危険運転致死罪」に訴因変更するよう裁判所に請求しました。 この事件では、男が酒を飲んでいると知りながら同乗を依頼したとして中国籍の少年も逮捕されています。