また楽天モバイルを狙った不正アクセスで未成年が逮捕された。先月、別の中高生が同様の手口で摘発されており、「生成AIを使えば子どもでもサイバー犯罪が可能なのか」と懸念の声があがっている。 確かにAIなどのテクノロジーは、犯罪のハードルを下げる傾向がある。しかし、注目すべきポイントはそこではない。AIや中高生というキーワードに惑わされると、正しい対策ができなくなってしまう。 ここでは、2月の事件を振り返りつつ、技術的な手法やサイバー攻撃としてとらえた際の分析、対策などについて考える。まずは事件の概要を振り返ってみよう。