高畠町官製談合事件・町職員と業者を起訴

高畠町が行った橋の補修設計業務の入札をめぐる官製談合事件で、検察は予定価格を漏らし、見返りに業者から金銭を受け取っていたとして町の職員を起訴した。 加重収賄の罪などで起訴されたのは、高畠町建設課の係長・小梁川守容疑者(49)、贈賄の罪などで起訴されたのは南陽市の設計会社・明光技研社長の高橋則雄容疑者(58)。 起訴状などによると小梁川容疑者は、去年11月に行われた高畠町発注の川合橋など橋梁の補修設計業務の指名競争入札に際し、高橋容疑者に予定価格を漏らし、その見返りに現金約100万円を借り受けたとされる。 入札には4つの業者が参加し、明光技研が1450万円で落札していた。 また現金は、高橋容疑者が去年9月から10月までの間3回にわたり小梁川容疑者の個人名義の口座に振り込んだという。 町によると、入札時に小梁川容疑者は河川の維持管理などに係る業務を担当していて、係長として部下から予定価格の報告を受ける立場にあった。 警察は、小梁川容疑者を競売入札妨害の疑いなどで逮捕し、その後、収賄の疑いで再逮捕・送検していたが、検察は、より罪の重い加重収賄の罪などで起訴している。

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