愛知・一宮市の住宅で3月31日夜、クローゼットの中から首などに刺し傷のある16歳の女子高校生とみられる遺体が見つかった事件。 警察は、遺体のそばにいた21歳の男を緊急逮捕しました。 死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、この家に住む無職の江口真先容疑者です。 遺体を発見したのは3月31日の午後11時前、県外からの警察から、安否確認の要請を受けて住宅を訪れた警察官でした。 警察官はこの家のクローゼットに、くの字になって入れられている女性の遺体を発見。 女性の首と肩には複数の刺し傷があり、遺体は布と養生テープのようなもので覆われていたということです。 現場近くに住む男性は、江口容疑者について「たまに見かけるだけだった」と話しています。 現場近くに住む人: 車に乗って行ったり帰ったりというのは数回見ましたけど、本当に挨拶程度です。 また、江口容疑者を知る人は、その人柄について「いつもよく見るんですけど、犬の散歩をしてて。一番最近、3月中に見たと思うけど。暗めの、あんまりしゃべらなさそうなイメージ」と証言します。 捜査関係者によりますと、遺体で見つかった女性は、3月28日に「ネットゲームで知り合った男性に会いに行く」と言って外出し、連絡が取れなくなっていた16歳の女子高校生とみられています。 警察の調べに「間違いありません」と容疑を認めたうえで、殺害をほのめかす供述もしているという江口容疑者。 警察は、女性が行方が分からなくなっている女子高校生とみて身元の確認を急ぐとともに、死亡した経緯や江口容疑者との関係などを詳しく調べる方針です。