酒気帯び運転:検審の議決で一転、大学教授を略式起訴 /広島
毎日新聞 2011年12月27日(火)15時14分配信
広島区検は22日付で、道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)容疑で送検され、不起訴になっていた広島工業大の男性教授(67)について、酒気帯び運転の罪のみで広島簡裁に略式起訴。同簡裁は罰金30万円の略式命令を出し、納付された。
命令などによると、教授は昨年12月12日午後6時ごろ、安佐南区の県道で酒を飲んで乗用車を運転した。広島地検は、酒気帯び運転とひき逃げの両容疑で不起訴としたが、広島第1検察審査会は今年9月、「教授は飲酒運転に対する考えの甘さがあった。社会的に強く非難されるべき」などとして不起訴不当を議決し、地検が再捜査していた。今回もひき逃げ容疑は不起訴となったが、地検は「適切に捜査をした結果」としている。
同大は「経緯を確認中。事実であれば厳正に対処したい」としている。【中里顕】
12月27日朝刊