【ベルリン時事】イスラエルのネタニヤフ首相は3日、国際刑事裁判所(ICC)加盟国のハンガリーを公式訪問する。 パレスチナ自治区ガザでの戦争犯罪などの疑いで、ICCが昨年11月に逮捕状を出して以降、ネタニヤフ氏のICC加盟国入りは初めて。イスラム組織ハマス打倒に向けたガザ攻撃の正当性を誇示する狙いだ。 ハンガリー政府などによると、ネタニヤフ氏は6日まで滞在。首都ブダペストでの首脳会談や、ユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の追悼施設訪問を予定している。 強権的な統治で知られるハンガリーのオルバン首相は、ネタニヤフ氏と良好な関係を築いている。逮捕状を出したICCを「恥知らず」と批判。招待したネタニヤフ氏の「自由と安全」を保証すると述べ、加盟国に求められる逮捕状の執行義務を果たさないことを明言している。 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは「イスラエルによるパレスチナでのさらなる犯罪を助長し、ICCの弱体化につながる」と懸念を表明。ハンガリーに逮捕執行とICCへの身柄引き渡しを要求している。