広島県警安佐南署と県警組織犯罪対策1課は2日午前10時ごろ、奈良県生駒市の無職男(23)を詐欺未遂の疑いで現行犯逮捕した。県警が「だまされたふり作戦」を実行し、現金受け渡しの待ち合わせ場所に現れた男を取り押さえた。 逮捕容疑は、何者かと共謀し、1日から翌2日までの間、広島市内の女性(83)の携帯電話に息子をかたって「不倫相手の親族にけがをさせた慰謝料で200万円を支払う必要がある。弁護士の助手に現金を渡してほしい」などと電話。安佐南区の駐車場で男が受け取り役として現金150万円をだまし取ろうとした疑い。 同署によると、女性には先立ち3月31日から4月1日までの間、息子をかたる人物から「妊娠させた不倫相手への示談金が必要」と電話があり、1日夕に現金200万円を何者かに手渡していた。現金を要求する電話が相次いだのを不審に思い、2日朝に県警に相談していた。男は「3月中旬に闇バイトに応募し、現金の回収役を複数回やった」などと供述しているという。