愛媛県松山市の住宅で2日に発生した殺人事件で、息子に殺害された80歳の母親は市の保健所に約7年前から、息子に関する悩みを電話で複数回相談していたことが3日に分かりました。母親は2日の電話の最中に殺害されたとみられています。 この事件では、松山市山西町の無職田中洋介容疑者(46)が自宅で2日午後1時前、同居する母親・弘子さん(80)の頭を花瓶で数回殴ったうえ、首や腹を刃物で突き刺し殺害した現行犯で逮捕されています。 警察などによりますと弘、子さんから「生活に関する相談」を電話で受けていた市の職員が「暴行を受けているような音が聞こえ、応答がなくなった」と警察に通報していました。 松山市によりますと、弘子さんからの「生活に関する相談」は「息子・田中容疑者に関する悩みの相談」としていて、2日の電話の最中に殺害されたものと見られています。 弘子さんは約7年前から市の保健所に複数回に渡って電話で相談。市は「命の危険性は直ちにはない」と判断し、電話を通しての聞き取りや必要な助言などの対応をとり、警察などの関係機関と情報を共有していたということです。 田中容疑者は取り調べに容疑を認めていて、警察が犯行に至った動機などを追及しています。