茨城県警は8日、県内の営業所から盗まれた金属ケーブルを買い取ったとして、盗品等有償譲り受けや組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、中国籍で金属買い取り会社「万達」の役員張ギャング容疑者(31)=同県土浦市=を逮捕した。同社を家宅捜索し、帳簿などを押収した。 逮捕容疑は2024年8月6日、盗まれた金属ケーブル1本を2万100円で買い取った疑い。容疑を否認している。 県警によると、金属窃盗の認知件数は24年に全国で2万701件、うち茨城県は3628件と統計を取り始めた20年から5年連続で全国ワーストだった。盗品の売却を防ぐ県の改正条例が1日に施行された。