県教委:裏金作りは免職 カラ出張は免職、停職 公金支出の処分に基準 /香川
2009年10月7日16時1分配信 毎日新聞
◇物品虚偽請求書は停職、減給
県教委は、公金の支出に関して、教職員が不正な会計処理をした場合の懲戒処分基準を策定した。今月以降、適用される。
基準は、会計を不正に操作してプール金を作ったり、不正を知りながら使ったりした場合は免職▽カラ出張による旅費の不正支出は免職または停職▽別の物品を購入する目的で虚偽の請求書を入手し、不正支出した場合は停職または減給、その物品で私的に利益を受けた場合は免職−−などとした。
02年に県庁や県教委、県警などでプール金問題が発覚。さらに08年12月にも県立琴平高と県中讃保健福祉事務所で同様の問題が分かった。このため、県教委は県と共に、基準を策定。県も同様の基準を9月に発表した。
細松英正県教育長は「三度あのようなことを起こしてはならない。国の懲戒処分の基準からすればかなり厳しいが、県民から信頼を得る第一歩にしたい」と話した。【中村好見】
10月7日朝刊