去年12月、神戸市営地下鉄三宮駅で70代の女性が包丁で刺された事件で、神戸地方検察庁は殺人未遂の疑いで逮捕され、精神状態を調べる「鑑定留置」を行っていた50歳の女性を不起訴処分としました。 去年12月、神戸市営地下鉄三宮駅の券売機近くで、70代の女性が背中を包丁で2カ所刺され、重傷を負いました。 警察はすぐ横に立っていた50歳の女性を殺人未遂の現行犯で逮捕していました。 そして神戸地方検察庁は、先月末まで刑事責任能力を調べる「鑑定留置」を行っていましたが、9日、不起訴処分としました。 検察は処分理由を明らかにしていませんが、神戸地方裁判所に対して医療観察法に基づく審判を申し立てていて、刑事責任を問えないと判断したとみられます。