和歌山県立医大・男性教授の研究費1370万円「不適正」…会計検査院

和歌山県立医大・男性教授の研究費1370万円「不適正」…会計検査院
2009年11月12日 読売新聞

大学側 600件13億円を調査
 会計検査院が11日、鳩山首相に提出した「2008年度決算検査報告書」で、和歌山県立医科大の不正経理も指摘された。

 同大によると、男性教授(63)が文部科学省から受け取った研究費計1370万円が不適正とされた。教授は2003〜07年度、医薬品業者に検査試薬などの架空請求書を作らせ、同社に振り込まれた金をプール、翌年度以降に検査試薬などの購入に使った。同大は、1370万円を文科省などに返還した。

 会計検査院は、02〜07年度に同大の教授らが受け取った研究委託費など約600件計13億円にも不正の疑いがあるとしており、同大が調査している。

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