北九州市で去年、当時中学3年生の男女が殺傷された事件で殺人などの疑いで逮捕された男の刑事責任能力を確認する鑑定留置が終了し、取り調べが再開されます。検察は勾留期限までに起訴するかどうか判断します。 取り調べが再開されるのは、北九州市小倉南区の無職・平原政徳容疑者です。この事件は去年12月、北九州市小倉南区のファストフード店で平原容疑者が中学3年生の男女を刃物で刺し女子生徒を殺害。男子生徒には大けがをさせた疑いです。福岡地検小倉支部は今年1月から平原容疑者の刑事責任能力の有無を調べる鑑定留置を実施していましたが14日に終了し、警察による取り調べが再開されます。これまでの調べで平原容疑者は男子生徒への殺人未遂について、逮捕当時は容疑を認めていましたが、その後「殺すつもりはなかった」と殺意を否認。女子生徒に対する殺人については、「認めない」と供述し、容疑を否認しているということです。