広末涼子容疑者 続く勾留に弁護士疑問「大したものが出てこないなら…早期に身柄解放が必要」

弁護士で中大法科大学院教授の野村修也氏が15日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、病院の看護師にケガをさせた疑いで現行犯逮捕された女優の広末涼子容疑者(44)の勾留について自身の見解を語った。 新東名高速道路を運転中に交通事故を起こし、搬送先の静岡県島田市の病院で看護師を蹴るなどしてけがを負わせたとして、静岡県警掛川署は8日、広末容疑者を傷害の疑いで現行犯逮捕した。10日には勾留が決定した。勾留期限は19日。 交通事故の後に起きた傷害事件だが、野村氏は「この全体の問題として、一つは病院で起こった傷害事件で逮捕されている。それの勾留決定がされている。我々からすれば、その事件自体はそれほど大きな事件ではないんじゃないかと見える」と指摘した。一方で、家宅捜索も受けている危険運転致傷容疑については、「運転上の問題として重罪に当たる」と説明。「そちらでもし捜査するのであれば、あらためてきちっとした手続きを踏んで、進めていくことが本当は、原理的には必要」とした。 野村氏の印象では、事故と事件を「何となく一つの事件として扱っている」という。「原因が何らかの薬物によるんではないかという思いから、一体のものとして扱っていること自体が、それでいいのかと私は思ってしまうところもあって」と本音を口に。「逆に言うと、ここで大したものが出てこないのであれば、早期に身柄を解放していくことが必要なんじゃないか」と、長期間の勾留には疑問を呈していた。

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