県教委:酒気帯び運転の教諭を懲戒処分 停職3カ月 /島根
毎日新聞 2009年12月19日 地方版
県教委は18日、酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されたとして、安来市立広瀬小の本井訓教諭(49)を停職3カ月の懲戒処分にした。
県教委によると、同教諭は11月15日午後0時半ごろ、鳥取県米子市博労町の自宅近くにある駐車場で2台の乗用車と接触する物損事故を起こした。米子署員の調べで、呼気1リットル中から0・25ミリグラム以上のアルコール分が検出されたため、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で現行犯逮捕された。
同教諭は同日午前0時ごろ、ワイン720ミリリットル入りボトル1本を飲んだ後、1時半ごろ就寝。同11時過ぎに起床し、車で近くの中華料理店に行き、帰って来た際に事故を起こしたという。同教諭は25日に罰金50万円の略式命令を受けたほか、2年間の免許取り消しの行政処分を受けた。
県教委の秋利幸秀・義務教育課長は「教職員に対する県民の信頼を裏切る行為であり、心からおわび申し上げます。服務規律の確保にいっそう努めるため、県立学校長や市町村教委に通知し、研修などを速やかに開くようにしたい」と陳謝した。【鈴木健太郎】