セクハラ:弘大准教授が停職 /青森
毎日新聞 2010年3月26日 地方版
弘前大学は25日、30歳代の男性准教授が女子学生にセクシュアルハラスメントをしたとして、停職12カ月の懲戒処分にしたと発表した。
弘前大によると、准教授は昨年8月、学会に出席のため女子学生と2人で県外に出張。同じホテルに泊まり、女子学生を自室に呼んで複数回体に触り、性的関係を求めたという。准教授は卒業研究の指導教員だった。
女子学生が昨年9月、学生課に相談して分かった。学部の調査を経て、大学の調査委員会が両者から事情を聴き、セクハラと認定した。准教授は全面的に否定しているという。
弘前大のハラスメント防止に関する規定は、出張先で不必要に自室に呼ぶことを禁じている。
総務担当の藁科(わらしな)勝之理事は「非常に残念で大変遺憾だ。女子学生には謝罪した」と述べた。学内には遠藤正彦学長名で、再発防止に努める趣旨の文書を掲示した。【塚本弘毅】