セクハラ:女子生徒にメールで 県教委、県立高教諭を懲戒処分 /広島
2010年3月30日13時9分配信 毎日新聞
県教委は29日、女子生徒に「襲うよ」などのメールを送ったことがセクハラに当たるとして、県立高の男性教諭(42)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。卒業式で国歌斉唱時に起立しなかった教諭らも減給や戒告などの処分とした。09年度の教職員の懲戒処分は68件。
県教委によると、男性教諭は昨年6月〜今年1月、担任を受け持っていた2年生の女子生徒に、「夜景を見に行こう」や絵文字の唇マークに「紫陽」(しよう)といったメールを再三送信。生徒が別の生徒に相談し、学校に訴えて発覚した。生徒は1月中旬から授業に出られず、今月は1日しか登校していない。現在は心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療中という。
また、卒業式の国歌斉唱で起立しなかったり、式場外にいた小学校の養護教諭2人と教諭2人▽中学校教諭1人▽県立学校教諭9人を戒告や訓告にした。広島市教委も29日、市立小教諭1人を戒告処分にした。【加藤小夜】
3月30日朝刊