富山の中学教諭窃盗容疑 他人のカードで38万円下ろす
2011年7月3日 読売新聞
他人のキャッシュカードで現金自動預け払い機(ATM)から現金を引き出して盗んだとして、富山中央署は2日、富山市下堀、同市立奥田中教諭・深川宏尊容疑者(26)を盗みの疑いで逮捕した。
発表によると、深川容疑者は昨年11月20日午前9時40分頃、他人名義のキャッシュカードを使い、同市新庄本町のコンビニ店のATMから現金37万7000円を引き出して盗んだ疑い。容疑を認めているという。
カードは市内のパチンコ店で同月中旬、置き引きにあった財布に入っていたとみられ、同署は、現金が引き出されたコンビニ店の防犯カメラの映像などから深川容疑者を特定した。
同署は2日、深川容疑者の自宅と所有する車、市立奥田中を捜索。車から置き引きにあった財布と、持ち主の男性の免許証が見つかった。同署は、この財布を盗んだ疑いがあるとみて、さらに調べている。
同校関係者によると、深川容疑者は2010年度に教員採用され、同校で1年生の学級担任を務めていた。教科別では数学を担当し、卓球部の顧問だった。