派遣先アフリカで禁止地域入り=JICA協力隊の教諭を処分―北海道教委

派遣先アフリカで禁止地域入り=JICA協力隊の教諭を処分―北海道教委
2010年7月21日19時13分配信 時事通信

 北海道教育委員会は21日、国際協力機構(JICA)の海外青年協力隊員としてアフリカに派遣された羽幌町の小学校の男性教諭(41)が、JICAが指定した立ち入り禁止地域に無断で入ったとして、戒告の懲戒処分にしたと発表した。
 道教委によると、教諭は昨年6月からガーナの小学校で算数と理科を指導。同年12月18日から今年1月3日の間、隣国のブルキナファソに渡航する内容で休暇を取ったが、実際は、治安上の理由からJICAが規定で立ち入り禁止としているマリを旅行していた。
 この間、連絡が取れなくなり、現地の警察などを巻き込む捜索騒ぎに発展。教諭は任期を打ち切り、1月中に帰国した。
 教諭は世界遺産に登録されたマリ国内の遺跡を訪ねており、「身勝手な行動をした」と反省しているという。 

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