中学教諭が生徒に好意、1年間にメール1千通
2010年7月23日10時03分 読売新聞
三重県教委は22日、県内の高校1年の女子生徒(17)に対し、生徒が中学3年だった2009年3月から約1年間に1000通以上のメールを送ったとして、女子生徒が通っていた中勢地域の公立中学校の男性英語教諭(52)を戒告の懲戒処分にした。
発表によると、教諭は08年10月、生徒の所属する運動部顧問を臨時で担当した際、生徒が気さくに話しかけたことから好意を抱くようになった。
翌年3月から、生徒が携帯電話からメールを送ったことをきっかけに、生徒が卒業した後も「高校生活をしっかりやってほしい」「会いたい」などとメールを送った。
性的な内容のものはなかったというが、教諭は「昨年8月に、生徒やその友人らを、県内の花火大会へ車で連れて行った」とも話しているという。
生徒はほとんど返信せず、拒否するメールも送っていた。今年4月、生徒から相談を受けた保護者が中学校に相談して発覚した。教諭は「迷惑をかけ、生徒にも申し訳ない」と話しているという。
このほか、県立宮川高校の男性美術講師(54)が、大台町の飲食店でビール中ジョッキ1杯を飲み、乗用車を運転したとして、県は22日に停職70日の懲戒処分にした。講師は辞職願を出し、同日付で受理された。
会見した県教委は「学校に対する県民の信頼を著しく損なうもので、誠に申し訳ない。今後あらゆる機会を通じ、信頼回復と再発防止に取り組む」と話した。