都内の小学教諭、無免許で4年勤務
時事通信 2010年11月18日(木)17時2分配信
東京都教育委員会は18日、小学校教諭の普通免許状を持たずに都内の小学校で約4年間勤務していた立川市立小学校の女性教諭(56)が失職したと発表した。都教委は女性教諭が、青森県内でのみ有効な同県教委発行の臨時免許状しか持っていないことを見逃し、2006年7月に臨時教員に合格させていた。
都教委によると、普通免許状は「小学校教諭一種免許状」、臨時免許状は「小学校助教諭免許状」と表記され、普通免許状は全国で有効。都教委は、採用時に加え08年と今年の確認の際にも見逃していた。女性教諭は06年10月から今月まで、3区市の小学校4校で出産や育児のための休暇を取得した教員の代替要員として勤務。今月16日、普通免許状の取得方法を都教委に問い合わせ、臨時免許状しか持っていないことが判明した。