県教委、盗撮講師ら2人懲戒免 ひき逃げ教諭ら計6人処分
(2010/12/18 09:45) 【福島民報】
福島県教委は17日、生徒を盗撮した講師や同僚の女性職員を隠し撮りしようとした教諭を懲戒免職にするなど、不祥事を起こした教職員6人を懲戒処分にしたと発表した。
今回、懲戒免職となったのは、と、須賀川市の小学校の30代男性教諭。県教委によると、10月に高校の授業中生徒を盗撮した講師は、6月には会津若松市内のレンタルビデオ店数カ所で複数の女子高校生のスカート内をデジタルカメラで盗撮したことも新たに発覚した。は11月に勤務する小学校の児童用女子トイレで同僚の女性職員を盗撮しようとした。県教委は被害者に配慮して2人の実名を発表していない。
また、9月に福島市内では停職3カ月の処分とした。
新たに公表された不祥事は3件。県北地区の中学校の40代男性教諭が無車検状態のまま車両を使用。さらに、車検切れで運転を続けるなどしたため、停職4カ月の処分となった。
いわき地区にある県立高校の50代の男性教諭は10月、ホームルーム中に女子生徒に腹を立ててほほを殴った。処分は減給1カ月(10分の1)。会津地区にある小学校の50代の男性教諭は10月、男子児童3人を指導した際、正座させて頭をたたいたり、髪の毛をつかんだりしたため、戒告の処分を受けた。
■速度違反など厳罰化へ
今年度の不祥事発生件数は17日までに37件で、昨年同期を1件上回った。県教委は根絶のため、ひき逃げやスピード違反などを中心に処分の厳罰化を検討することを決めた。同日に県庁で記者会見した藤田充県教育次長は「処分基準の見直しなどにより、本県教育の信頼回復に努めたい」と謝罪した。