犯罪概況:昨年、戦後最少8950件も…風俗犯、22%増144件−−県警 /長崎

犯罪概況:昨年、戦後最少8950件も…風俗犯、22%増144件−−県警 /長崎
毎日新聞 2011年2月15日(火)15時40分配信

 ◇目立つ教員わいせつ事件など

 県警はこのほど、昨年の犯罪概況を発表した。刑法犯の認知件数が前年比2・7%減で戦後最少の8950件だった中で、教員の強制わいせつ事件など「風俗犯」は22%増の144件と目立った。検挙率は48・5%で、全国平均31・4%を大幅に上回っている。
 認知件数は、詐欺を含む「知能犯」が409件(23・7%減)と前年より大幅に減少。県警刑事総務課は「振り込め詐欺の対策で金融機関や県民への啓発活動や、捜査が功を奏したかもしれない」とみている。また、器物損壊等899件(9・5%減)▽占有離脱物横領230件(18・4%減)など「その他の刑法犯」も1375件(12・6%減)と減少が顕著だった。
 一方、増えたのが、強制わいせつ91件(12・3%増)や公然わいせつ49件(58・1%増)などの風俗犯。児童へのわいせつ行為で逮捕された小学教諭など、1人で複数の事件に関係したケースが目立つという。【釣田祐喜】

2月15日朝刊

長崎県 2010年のおもなわいせつ事件

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