定員の2倍で受講、監査委が指摘 静岡

定員の2倍で受講、監査委が指摘 静岡
産経新聞 2011年2月22日(火)7時58分配信

 県立東部看護専門学校(清水町)で平成17年度以降、厚生労働省の指定規則で定められた受講定員の2倍に当たる学生を合同で受講させていたことが、県監査委員の指摘で分かった。医師不足による講師の不足が原因で、県は同校に5月中旬までに改善するよう求めた。

 県監査委員事務局によると、指摘を受けたのは同校で開講されていた専門基礎分野などの講義。原則では40人以下で行われなければならないところを、学生80人が合同で受講していた。

 東海北陸厚生局が17年に行った定期調査で、専門基礎分野科目の90%で定員を上回る授業が行われていたことが判明。同事務局によると、19年度には割合が45%まで低下したが、21年度から増加に転じ、22年度には77%の科目で合同講義が行われたため、県監査委が指摘した。

シェアする

フォローする