流用の元教諭「告発しない」 県教育長
2011年5月20日 中日新聞
大津市の県立高で硬式野球部の監督をしていた元男性教諭が、部員から集めた練習試合のバス代約109万円をパチンコ代や飲食代に流用していた問題で、県教育委員会の末松史彦教育長は19日の会見で、告発しない考えを示した。
末松教育長は、元教諭は既にバス会社に滞納していた代金を支払い、野球部の保護者らも納得していることなどを理由に挙げた。
元教諭は、2008年度からバス代をまとめて徴収する方法に変更したが、バス会社に支払いをせずに流用していた。バス会社への支払いが滞り、滞納が膨らんだため、2月にバス会社が学校に申し出て発覚した。元教諭は懲戒免職された。 (木原育子)