盗み疑って男子生徒を下着姿に…鹿児島の高校教師

盗み疑って男子生徒を下着姿に…鹿児島の高校教師
スポーツ報知 2011年5月21日(土)8時2分配信

 鹿児島市内の県立高校で昨年12月、女子生徒の財布を盗んだ疑いをかけられた当時3年の男子生徒に、教諭らが「無実を証明するためには脱ぐしかない」とパンツ1枚の下着姿にさせていたことが20日、県教育委員会への取材で分かった。

 県教委によると昨年12月9日、教室内で現金約1万5000円が入った女子生徒の財布がなくなり、同じクラスだった男子生徒のかばんから、現金が抜き取られた女子生徒の財布が見つかった。

 担任ら男性教諭3人が別室でこの男子生徒に事情を聞いたが、関与を否定。現金を隠していないかを調べるため、パンツ以外はすべて脱ぐよう促し、生徒も従った。パンツの中までは見ていないという。男子生徒の母親から学校に苦情があり、校長と教頭、3教諭が「行き過ぎた指導だった」と謝罪した。

 県教委は「犯人が誰かは別問題。パンツ1枚にした行為、かばんを開けた行為など指導に問題がある」としている。

 同校の校長は「男子生徒は数日間、体調不良で休んだが卒業した。学校がケアに努めており、現在は元気だと報告があった」と話した。現金の行方は分かっていない。

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