尼崎の無免許臨時講師:市教委、採用で4人処分 /兵庫
毎日新聞 2011年7月27日 地方版
尼崎市立小学校で、教育免許を持たない男性(27)が臨時講師として担任をしていた問題で、同市教委は26日、採用責任者の芝林昇教育次長と福井進教育企画推進担当参与を戒告の懲戒処分にした。また、採用担当課の課長と前課長の2人を懲戒処分より軽い訓戒とした。
市教委によると、男性は昨年4月から1年契約で小学3年生の授業を受け持った。採用前、教員免許状を持っていないのに「紛失した」とうそをつき、代わりに提出を求められた証明書も1年間未提出のままだった。
記者会見した市教委は、「確認行為を怠った市教委側に大きな責任がある」と謝罪。男性については、既に臨時講師を辞めているため、行政処分の対象にはならないという。
授業を受けた児童の進級判定に問題はないが、希望した児童には補習を受けさせている。【山田毅】
〔阪神版〕