複数の子どもが「虐待」を受けていたか 京都の障害児所施設 保護者への説明会では虐待の映像も…

複数の子どもが「虐待」を受けていたか 京都の障害児所施設 保護者への説明会では虐待の映像も…
関西テレビ 2018/10/16(火) 20:10配信

京都市の障害児施設で、小学6年の男の子が虐待されていた問題で、他にも複数の子どもが虐待を受けていた疑いがあることが分かりました。

【出席した保護者】
「障害者をいいかげん、馬鹿にしすぎやと思うんですよね」
「謝罪したい謝罪したいと言われてきてないですよね、謝罪する気ないですよね」

15日の説明会で怒りをあらわにするのは、施設に子どもを通わせる保護者たちです。

今年の春、京都市山科区の障害がある子供の施設「くるみの森山科3号店」で自閉症の小学6年の男の子が、41歳の女性マネージャーから虐待を受けていたことが発覚。

さらにこの施設では義務付けられている専門職員の配置をせずに、京都市からの給付金1000万円あまりを不正受給していたことも分かり京都市が、事業所の指定を取り消しました。

京都市は15日の夜、施設の担当者と保護者を集めて説明会を開き、そこでは虐待の証拠となった映像も流されました。

【子供】「 ―鳴き声― 」
【女性マネージャー】「わがまま!」「なんやお前は!」

出席者によると、映像には泣き叫ぶ男の子が壁に押しつけられた上頭を平手で叩かれる様子が映っていたということです。

さらに、京都市によるとこの女性マネージャーが他にも複数の子どもたちを虐待していた疑いがあるということです。

説明会にはこの女性マネージャーも出席しましたが、保護者達の質問にはほとんど答えませんでした。

【被害児童の母親】
「何も誠意も伝わりませんでした。子供の人生どうしてくれるんだと(心の)傷をなんとかしてほしい」

施設によると今後は運営を別の会社に引き継ぐということですが、認可が下りるまで最低2ヵ月はかかるため、京都市は子どもたちに別の施設の紹介も行っていく方針です。

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