懲戒処分:女子にマッサージ、酒気帯び運転… 中学教諭3人処分−−県教委 /神奈川
毎日新聞 2011年8月4日 地方版
県教委は3日、酒気帯び運転や体罰、女子生徒への不適切な行為があったとして、公立中学校教諭計3人を免職や停職とする懲戒処分を発表した。
足柄上地区の中学校の男性教諭(42)は1〜5月の間、顧問を務める部活の女子生徒3人に対し、全身マッサージをしたほか「君に依存症」などと言いながらテーピングをしたなどとして、停職3カ月の処分を受けた。県教委によると、「やっぱり私には特別の生徒です」などといった約90通のメールも送っていたといい、女子生徒の1人が担任に相談して発覚。3人は「メールは気持ち悪かった。マッサージもやめてほしかったが断れなかった」と話しているといい、教諭は「3人は熱心で部活での成績を伸ばしたいと思い、指導が行き過ぎた」と説明しているという。
茅ケ崎市立中学校の男性総括教諭(48)は7月8日、同市内の飲食店でビールをジョッキで2杯飲み、別の飲食店に車で向かう際、検問を受け酒気帯び運転が発覚、懲戒免職となった。教諭は「大変申し訳ない。教育指導の面で悩んでおり、酒気帯びになるとの思いに至らなかった」と話しているという。
大和市立中学校の男性教諭(25)は6月23日、携帯電話を修学旅行に持ってきた3年生の男子生徒を殴り、歯や鼻の骨を折り4カ月の重傷を負わせたとして、停職6カ月となった。教諭は「部活で期待していた生徒で、感情をコントロールできなかった」と説明。3日付で依願退職した。【北川仁士】