堀越学園：解雇無効の創造学園大准教授、堀越の債権差し押さえ申し立て ／群馬
毎日新聞 2011年9月20日(火)11時38分配信
解雇無効として４月以降の賃金支払いの仮処分決定を前橋地裁高崎支部から受けた創造学園大学の准教授（５９）が、同大学を運営する学校法人堀越学園（高崎市、王豊理事長）の債権差し押さえ命令を同支部に申し立てていたことが、関係者への取材で１９日わかった。
関係者によると、申し立ては１６日付で、同学園が仮処分決定（９日付）で命じられた１９５万５０００円の支払いをしないため、同学園が高崎市内の銀行支店に持つ複数の口座の差し押さえを求めた。
准教授は昨年８月３１日に即時解雇を言い渡され、解雇は無効として同支部に提訴し審理中。同１０月、今年３月までの賃金支払いを命じる仮処分決定が出され、学園から支払いがあった。４月以降分の支払いは１６日まで実行されていないという。
准教授側は「本訴で和解の意向を伝えたが、学園側が拒否している。申し立てできる期間が限られているので、申し立てた」と話している。【増田勝彦】
９月２０日朝刊