教諭体罰で生徒骨折、海老名の中学校/神奈川
カナロコ 2011年10月7日(金)0時0分配信
海老名市教育委員会は6日、市立中学校の男性教諭(29)が1年生の男子生徒(13)の胸を殴り、あばら骨骨折など4週間のけがを負わせた、と発表した。
市教委によると、教諭はサッカー部顧問で、9月中旬の部活動の際、生徒の左胸を1回殴った。「紅白戦でこの生徒が手を抜くような行為を見せたことから、交代させランニングを命じていたが、意欲が感じられなかった」などと説明しているという。
教諭は赴任4年目で、当初から同部顧問を務めていた。教諭は校長らとともに、体罰があった翌日に保護者らに謝罪。現在は保健体育科の授業は行っているが部活動の指導は自粛している。「かっとなってしまった。自分の軽率な行為で生徒や保護者に申し訳ないことをした」と話しているという。
市教委は「体罰は身体だけでなく、心にも計り知れない痛みを与える人権侵害行為。被害生徒の一日も早い回復を願うとともに、再びこのようなことが起きないように徹底します」とコメントした。