内柴容疑者、女子部員泥酔させる…被害者複数か

内柴容疑者、女子部員泥酔させる…被害者複数か
読売新聞 2011年12月7日(水)7時9分配信

 柔道男子66キロ級金メダリストの内柴正人容疑者(33)がコーチを務めていた九州看護福祉大の女子柔道部員に対する準強姦(ごうかん)容疑で逮捕された事件で、内柴容疑者が女子部員にチューハイなどの酒を複数杯飲ませていたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 女子部員は泥酔状態だったといい、警視庁は、内柴容疑者が暴行する目的で酒を飲ませた疑いもあるとみて調べている。内柴容疑者は容疑を否認している。

 捜査関係者によると、内柴容疑者は女子柔道部の合宿のため東京都内に来ていた今年9月19日夜、複数の女子部員と宿泊先のホテル近くの飲食店に行った。内柴容疑者は未成年の女子部員に酒を飲ませていたという。その後、別の店にも立ち寄り、女子部員は事件現場とされるホテルに戻った頃には泥酔状態だった。

 内柴容疑者は昨年4月に同部のコーチになり、今年1月に同大客員教授に就任。事件発覚後の先月29日、懲戒解雇処分を受けた。

 内柴容疑者は処分翌日の先月30日、インターネット上のブログに「お騒がせしています」「大学をクビになりました。そして、僕は旅に出ました」などと書き込み、今月2日には大学側の記者会見について「いろんな『え〜』がたくさんあります」と不満をあらわにしていた。

 6日夕、同大で記者会見した二塚信学長は、内柴容疑者や関係者ら10人に内部調査した結果として、「(被害者は)必ずしも1人とは申し上げません」と述べ、被害者が複数人に広がる可能性を示唆した。

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