「声が出ていない」体罰で生徒の鼓膜破る 道教委、高校教諭処分
北海道新聞(05/30 09:29)
帯広市内の公立高校の男性教諭(44)が昨年9月、バレー部の指導中に当時2年生の女子生徒の頭を平手で強く突いて、鼓膜が破れるけがを負せるなど体罰を繰り返したとして29日、道教委から減給10%2カ月の懲戒処分を受けた。
道教委によると、男性教諭は「練習中、声が出ていない」として、平手で女子生徒の右耳付近を強く突き、全治7週間のけがを負わせた。昨年8月と、2009年9月にも部活動の指導中に別の女子生徒2人の頭をたたいたり、太ももを蹴ったりした。
男性教諭は「口頭で指導しても改善しなかったため、体罰を行ってしまった。申し訳ない」と話しているという。部活の顧問は続けている。<北海道新聞5月30日朝刊掲載>