図書館休館日に研修、実は自宅に…小中学校陳謝

図書館休館日に研修、実は自宅に…小中学校陳謝
読売新聞 2011年12月27日(火)12時3分配信

 教職員による不適切な勤務が会計検査院に指摘されていた北海道で、網走市内の小中学校が保護者や児童生徒に対し、陳謝する文書を配っていたことが26日分かった。

 網走市教委によると、文書が配られたのは、不適切な「校外研修」などを指摘された7校で、全小中学校の半数にあたる。同検査院の指摘で、図書館の休館日なのに図書館での校外研修を設定し、実際には自宅にいた事例や、教職員の遅刻が報告されていなかった事例などが確認された。

 このため各校は終業式が行われた22日と26日に「学校だより」などを児童・生徒に配布した。その中で、「教職員の給与費は税金等により賄われていることに鑑(かんが)み、事態を重く受け止めております。今後、勤務の適正化に学校を挙げて襟を正すとともに、信頼回復に努めていく」などとしている。

今回の検査は、北教組による違法献金事件にからみ、教職員が勤務時間中に組合活動を行っていたことが発覚したのを契機に実施された。だが、昨年開かれた北教組日高支部新ひだか支会の集会で配布された資料には、反省どころか、「調査する側こそ違法」といった反論が並んだ。

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